ジャマイカ薬物検査官「最近多発したドーピング違反は氷山の一角。引っかかった奴は頭が悪い。」

Jamaica doping scandals tip of iceberg, says senior drug tester
http://www.bbc.co.uk/sport/0/athletics/24900565

ジャマイカ上級薬物検査官 ポール・ライト博士
「(最近多発したドーピング違反は)ひとつを除けばJADCO(ジャマイカ反ドーピング機関)により摘発されました。競技期間中の検査で陽性反応が出たのです。何ヶ月も前に検査日を知らされていたにも関わらずです。」
「競技期間中の検査で合格しなかったということは、ドーピング検査に合格しなかっただけではなく、知能検査にも合格しなかったということです。」
「最近の摘発は氷山の一角でしょう。これからもっと陽性反応が出るかもしれません」
「競技期間外の抜き打ち検査をやったとしたら、何も見なかったことにするしかありません」
「(WADA関係者がドーピング問題についてジャマイカを訪問したが)実質一日しか滞在していません。うち4時間は首相とのディナーです。」

ジャマイカオリンピック協会会長 マイク・フェネル
「ライト博士の言っていることは、まるでテレビドラマです」
「氷山の一角であるという証拠はありません」
「(汚染)サプリメントの問題は広がっています。ドーピングの意図はなくても汚染サプリメントの摂取により検出されてしまうことがあります。」
「私達は厳格な検査を実施しています。私達よりも進んだ取り組みをしている国があるでしょうか。ジャマイカは経済的な問題を抱えており、手持ちのリソースで十二分の取り組みを行っています」


ジャマイカスポーツ大臣 ナタリー・ネイタ・ヘッドリー
「我が国のアスリートは、IAAFが認めている通り、世界中の大会でもっとも検査を受けています。検査を受けていないというのは間違いです」
「ここ数ヶ月でおこったドーピング違反には非常に心をいためています」
「国家としてドーピング検査システムを強化することが必要です」
「国の経済は厳しい状況ですが、JADCOの予算は強化しました」

ジャマイカ陸上選手 ネスタ・カーター
「ジャマイカがドーピング問題で注目を集めるのは理解できます」
アメリカが陸上界を席巻したときと同じことです。あのときも、アメリカはドーピングしていると言われていました。このような反応は受け入れなければなりません。」